異国の文化が育んだ神戸の代表的観光スポット「北野」。 その北野の坂を上りきると、北野の中心地に北野天満神社の鳥居が佇んでいます。お隣には風見鶏の館があります。
鳥居を抜けると段を連ねる長い参道が目に入ります。
参道を登り切れば天神様がご鎮座する本殿、そして拝殿、ご神牛、叶い鯉があります。
 
境内中央には、寛保二年(1724年)から、神戸の港を見守り続けてきた拝殿が建立されています。
拝殿とは祭礼・儀式を執り行ない、拝むところです。
現在、北野天満神社の拝殿は舞台として舞の奉納や、人前挙式などが行なわれています。国際祭りなどの際には各国の民俗芸能が奉納されています。

(神戸市の重要伝統的建造物に指定)
北野天満神社に祀られている菅原道真公は845年、乙丑の年にご誕生になられました。
牛がお好きで、可愛がっておられたと言い伝えられています。903年、59才で配所でお亡くなりになられたとき、その遺言に従って鬼門にあたる宝満山の麓に埋葬しようとご遺骸を牛車にお乗せして来たところが、急に牛が臥せ、動かなくなりました。
それでここに葬ってほしいというのが道真公の思召しなのだろうとそこに葬りました。
そしてこの牛は道真公の思召しをうけた「御神牛」として崇められるようになったのです。
本来は手水でありましたが、古から人々がそこで手を合わせることによって信仰が生まれました。 鯉に水をかけ祈願すると願いが叶うといわれています。とくに水を「鯉にかける」ところから「恋とかける」 つまり恋愛が成就するといわれ、現在では、水かけ祈願叶い鯉といわれています。
菅原道真公、すなわち天神様が祀られているのが本殿です。約260年前にご造営された本殿は、透塀、拝殿、鳥居、灯籠、石段とあわせ、昭和60年に神戸市の「伝統的建造物」として文化財に指定されています。